すてきなリボンさえあれば

すてきなリボンさえあれば

 贈り物をいただいたり、差し上げたりするのは日常茶飯事。けっして豪華なものではなく、ちょっとした日用品だったり、食品だったりを、なんとなくのついでにやりとりするといった機会が多いような気がします。そんなときのラッピング。センスのいい友人たちは、テクスチャーのユニークな用紙を手に入れて包装紙にしたり、梱包材をアレンジしたり、布でラッピングしたり、アイデアいろいろ。手渡された時に、小さな驚きがあり、ワクワクします。
 最近、定期的に買い物に出かける「コストコ」で、独自ブランド〝カークランド〟のリボンを見つけました。幅広で、縁にワイヤーの入った、かなりしっかりした作り。そして、デザインが秀逸です。ナチュラルな生成りにほんのりゴールドのエッジ、赤を主役にした上品なチェック……。こんなリボンなら、持っているだけでも幸せな気分になれそうです。これらのリボンを、いつもの小さな贈り物のラッピングに使えないだろうか、そんな思いで、いくつか手に入れました。
 今日のギフトは、読み終わった本。ビジュアルブックラバーの友人のために、リボンでラッピングしてみました。ちなみに、本のタイトルは『Cowboy Kate & Other Stories』。南アフリカ出身の写真家、Sam Haskins(サム・ハスキンス)の写真集です。ユーズドブックですし、ちょっとカジュアルに。ラッピングペーパーは使わずに、直接リボンをあしらってみました。

(写真・上 今回リボンを巻いた洋書『Cowboy Kate & Other Stories』は、ペーパーバッグ(172×112mm、160ページ))